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単独ライブという蕎麦

ピン芸人ZAZYになってから単独ライブというものにそれはもうとてもとてもこだわりがある。

どれくらいこだわるのかと言うと、毎回、一生に一軒の戸建てを建てる時くらいこだわる。


こんな、予算と時間の範囲内であれば好きなことをして、完全に自分だけを見に来たお客さんを満足さすことができる空間なんて夢みたいだし、夢です。

本当に単独ライブ専門店を出店したいくらい単独ライブのことが好きなのです。他の出演者に気を使わず、細部にまでこだわれる空間。


最高ですね。


だから、今まで単独ライブには胸を張ってこだわってきたと言える。フライヤーの作成から、幕間(ネタとネタの間何をやるか。ある漫才師の人が楽屋で適当に撮ったVTR流していたけど言語道断。意味がわからない)、エンドロールまで口を出す。

VTRのテロップのフォントを1時間以上探したこともある。


なので、僕だけじゃなく裏方の技術さんや作家さんまで疲弊する。すみません。いつもありがとうございます。

作業量が半端ではないので、ZAZYの単独ライブがスケジュールに入ると、舞台の技術さんや進行さんがイライラし出し、不安定になる。ここだけの話、ZAZYの単独ライブが原因で、無限大ホールのスタッフさんが何人か号泣している。(本当に、本当に、すみません!!ありがとうございます!!!てへ)


だから、前回のストレス単独ライブには幾分か不満というか。割り切ろう!みたいな部分があった。あのライブは最終M-1勝ち進んで結果が出れば万歳という賞レースの結果が最終ゴールで単独ライブが道筋だったからね。適当に幕間つないで、適当にトークして。



でも、ZAの意識的に単独ライブこそ宇宙の存在する意味であって、賞レースやら他の活動を頑張るのも単独ライブをより良いものにしようぜ!!というトンボを捕まえるため。


トンボに例えて変なこと言ってるみたいになってるけどそういうこと。


単独ライブで作ったネタという作品(蕎麦)を自分に課金してくれる最高のお客様(つゆ)に披露して(つけて)、笑ってもらう(味わう)


それが蕎麦を蕎麦たらしめる行為なんだ。



で、本題に戻るけれども、こんなハイカロリーイベントを何年もやってると気づくことがある。



あれ?ネタいつも間に合ってなくない???、



単独ライブっていうものは大枠を作って、そこに幕間演出やネタをはめ込んでいくイメージ。


戸建てでいうと、ネタはインテリアとか家具の感じになる。


だから、骨組みや断熱材までこだわっていたら納期までに家具やインテリアが間に合っていない!!みたいなことが多々あった。




これは甚だよろしくない。





なので、一回、骨組みと家具分けることにした。



なんそれ寄席。


これは、ネタの労力をZAが大好きな芸人に担ってもらうことで、骨組み、演出に注力できる。皆様からも好評で我幸せなり。

(10/4も完売。配信チケット絶賛発売中是非に)







そして、一昨日発表した

独壇らいぶ『海老天を惑わす青』

これは、「単独ライブではないんですか?」と聞かれるんだけども、骨組みやら演出はもう人に任せて、家具家電やインテリア(ネタ)に全フリしてみよう!!ってライブです。

いつものZA単を楽しみにしてる方は物足りないかもしれないけれども、、、

でもそれはストレス単独のラジオでもあんなに楽しんでくれてはいたので、作品性を求めているのはこちらのエゴかもしれないけれども。


ま!その分ネタ頑張るので是非∞ホールまで、足をお運びくださいませ。




チケット






(こだわらないつって、もうフライヤー制作しちゃってる、、、)



どちらもお待ちしております。


いずれ合体させた最強の蕎麦すすりたいなあ。



(告知ばかりですまない夏)


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